ヴィプロス「グゥーキンα」が微妙だった件
ヴィプロス社の「グゥーキンα」🥒
と言うクリーナーを教えてもらったので試してみました。
1リットルで1,760円。
「油性の溶解力と水性の分解力」
「塗って擦って水で流すだけ」
と言う謳い文句。
「塗って擦って流すだけ」
のクリーナーはすでに超性能の
「MOSTゲルディグリーザー」
を使っているのですが、
「グゥーキンα」をネットで検索すると…
「めっちゃ綺麗になった!✨」
「めっちゃ簡単!」
「今までのクリーナーが嘘みたい!」
「これは本当にいい!」
と言ったレビューがバンバン出てきて否定的なコメントは全くと言っていいほど見当たりません。
もしこのグゥーキンαがそれに匹敵…あるいは凌駕するシロモノである場合は、とてもコストに優れるので「ぜひ試してみよう!」と即ポチして使ってみました!
…のですが
んー
んんー?
どうやっても流れきらない。
砂利や黒汚れは流れ去るのですが、キラッと輝くはずのパーツが水でいくら流しても全体が白くくすんでいます。
What !?
多分このグゥーキンαはフィルタークリーナー的なものが原料で、そこに乳化剤を足すことで水でしっかり流せるようにしたと言う事なんですが、水で流しても金属表面に何かが残ります。
↓摩耗によりキラッと輝いているはずの丸いローラーが輝いていない…
たぶん乳化した成分じゃないかと思うのですが、本来洗浄後にキラッと輝くはずのスプロケやチェーンのローラーも白っぽくくすんでいます。
「仕上げは水で流すだけ」
それは即ち水で流せると言う事になるはずなんですが、こうも残られては流せたとは思えません。
たぶん、ネットレビューのほとんどはこの状態を「綺麗になった」と認識していらっしゃるのだと思います。
※金属の輝きを発するほどの洗浄に成功した方も居られたようですので、ここは僕ももっと研究…!
そう、チェーンに速乾ジェットパーツクリーナーを使った時みたいな中途半端な仕上がりです。
「中性洗剤使わへんしちゃうか?」
とも思ったんですが、「水で流せる」と聞いたからこのグゥーキンα使ったんやし、中性洗剤使うならもうフィルタークリーナーやWAKOsのパーツディグリーザーでokな話。
ちなみに僕は今MOSTのゲルディグリーザーという物を使っているのですが、これは油汚れを完璧に水で流しきれます。
僕だけじゃなくて勧めて使ってもらった方全員が認める洗浄力です。
▼グゥーキンαで洗った直後のチェーン
▼MOSTゲルディグで洗った直後のチェーン
そう、このMOSTゲルディグリーザーの性能を知っていたからこんな評価になってしまったんです。
教えてくださったことにはもちろん感謝しています。ですが、ワコーズ推奨の水無し洗浄を習熟し、それなりに一通りのクリーナーを使って一般の人よりは多くのバイクを洗浄してきた僕の正直な感想です。
一応僕じゃない人にもグゥーキンαを使ってもらったりして
「あーやっぱり白残りするかー」
と確認はしているのですが、まだ僕のやり方に何か不足があるのかもしれないので、もうしばらく試行錯誤してみるつもりではいます。
このブログを読んだ方はグゥーキンαじゃなくて、MOSTゲルディグリーザーを使ってみてくださいね〜
これは本当に「塗って擦って水で流すだけ」です。